スピーカーは振動して音を鳴らすので、スピーカーを置く台の素材によって音が変わります。調べてみると高密度のものが良いようなので、ウッドデッキなどで使われるハードウッド(ウリン、イタウバ)でスピーカースタンドを自作しました。ワトコオイル(ダークウォールナット)で塗装して、木材の接合にはダボ継ぎを使いました。
材料
- 上板、下板(300x140x20㎜、それぞれ2枚)
- 支柱(90x90x460㎜、2本)
- 塗料(ワトコオイル「ダークウォルナット」)
- ダボ
- 木工用ボンド
道具
- 丸ノコ
- 紙やすり(240番)
- 電動ドライバ
- ダボ錐
- ダボマーカー
- 金槌
作り方
- 設計
- スピーカースタンドに使う素材は、重くて硬いものが良いと言われています。そこで、ウッドデッキ等で使われるハードウッド(ウリン、イタウバ等)を使いました。この木材はSPFやホワイトウッドと比べてもかなり重いです。また硬い木材なので電動の丸ノコを使って切らないとなかなかしんどいです。
- まずはスピーカースタンドの設計図を作成します。スピーカーを乗せる板(上板)はスピーカーのサイズに合わせて300×145㎜としました。見た目のバランスを考えて、土台となる板(下板)も同じサイズにしました。
- スピーカースタンドの高さは500㎜としました。上板と下板の間に支柱を立てる構造にします。上板と下板の厚みは20㎜なので、支柱の長さは上板と下板の厚みを差し引いて460㎜としました。支柱の太さは90×90㎜としたので、安定感も存在感もあるデザインになりました。
- 切断
- 設計に合わせて木材を切ります。上板と下板は145㎜幅のものを使いましたので、設計に合わせて長さを300㎜に切ります。
- 問題は支柱に使う木材(サイズ90×90㎜)です。持っている丸ノコのサイズが165㎜なので切り込み深さが60㎜程度となり、1回で切断することはできません。丸ノコで木材に切り込みを入れた後、木材をひっくり返して切れば切断できます。
- 塗装
- 塗装する前に、やすり掛けをします。切断面の角もやすりで丸めます。やすりは紙やすりの240番を使いました。
- ワトコオイルで塗装します。一回塗装したら15分放置して、余分な塗料を拭き取ります。その後再度薄く塗って完全に乾くまで放置です。
- 組み立て
- 支柱に上板と下板を固定します。ダボ継ぎで接合します。ダボ穴の位置がズレると失敗してしまうダボ継ぎですが、ダボマーカーを使うとうまくダボ穴の位置が決まります。
- ダボ穴にボンドを半分ぐらい入れ、ダボを押し込みます。反対側の木材の穴にもボンドを入れてダボを押し込み木材をつなげます。
- 木材をしっかりとつなげるために、ダボを入れたところにに当て木をして金づちで叩きます。
- 支柱に上板と下板を固定します。ダボ継ぎで接合します。ダボ穴の位置がズレると失敗してしまうダボ継ぎですが、ダボマーカーを使うとうまくダボ穴の位置が決まります。
- 完成!
- スピーカースタンドにスピーカーを置いたら完成です。
- スピーカースタンドにスピーカーを置いたら完成です。
ヒントとコツ
これまでテレビ台の上にスピーカーを乗せていたのですが、それと比べるとハッキリと音域が広がったのが分かりました。他の人にも聞き比べてもらいましたが、スピーカースタンドの方の音が良いと言っていました。
使用した材料や道具の詳細
- ワトコオイル
- 糸のこ
- ダボマーカー
スピーカーの位置は耳の高さと同じ方が良いと言います。ソファーに座ったときの耳の高さと同じにしようと思ったのですが、実際は少し低くしています