プランターやプラスチックの植木鉢を使い続けていると汚れてきたり、紫外線による劣化で見た目が悪くなります。そこで木材でプランターカバーを自作することにしました。見た目のアクセントとして、一部をタイル張りとしました。
材料
- 木材(イペ、ウリンなどのハードウッド)・・・19×105㎜、19×90㎜
- コーススレッド(木ネジ)
- モザイクタイル(名古屋モザイク工業 ルーメン28角)
- 目地材
- マスキングテープ
- 木工ボンド(屋外用:ゴリラ ウッドグルー)
道具
- 丸ノコ(もしくはノコギリ)
- コンペックス(メジャー)
- 差し金
- 電動ドリル(もしくはインパクトドライバ)
- ドリルビット
- ゴムベラ
- スポンジ
作り方
- 設計
- プランターカバーなので、まずはプランターのサイズを確認します。プランターはメーカーもサイズも様々です。家にあるプランターのサイズから、プランターカバーの内寸法を640(幅)x230(奥行き)x200(高さ)㎜としました。
- 出来上がりのサイズ感や必要な材料を把握するために設計図を作ります。下記のようなデザインにしました。(画面上をマウスや指でドラッグすると見る角度を変えられます。)
- 表面は一部タイル張りとするために、3枚ある板の真ん中の板をタイルの厚み分(6㎜)だけずらしています。裏面はプランターの奥行きが230㎜以外(例えば250㎜)でも対応できるように板の幅が少し小さいものにして、少しだけ下げています。
- 地面に直接置くことを考えて、地面より少し浮かすように一部だけ板をつけることにします。
- 木材のカット
- 設計図を元に木材を切っていきます。プランターカバーは屋外で使用する予定なので、SPFやホワイトウッドなどの柔らかい木材では無く、ウッドデッキ等で使用するハードウッド(イタウバ、イペ、ウリン等)を使います。この木材はとても固いので丸ノコを使って切っていきます。
- コンペックス(メジャー)で必要な長さとなるように木材に印をつけて、差し金や定規で切断する線を引きます。そして、その線に沿って丸ノコで切っていきます。
- 少し難しいところがあります。表面の3枚あるうちの上下の板は105㎜幅の板を半分にして使用します。また、側面は切り欠き加工(一部だけ切り取る)をしています。
- 組み立て
- コーススレッドを使って組み立ててきますが、ハードウッドにネジ止めをする際には、コーススレッドの太さよりも少し細いドリルで下穴を開けます。これをしないと木が割れたり、コーススレッドが途中で折れたりすることがあります。コーススレッドの頭を木材にキレイに収めたいので、皿取錐(さらとりきり)がついた下穴ドリルビットで下穴と皿取りを一緒に行います。
- 設計図を参考に組み立てていきます。下穴(皿取も)を開けて、コーススレッドで固定をしていきます。
- タイル張りをしなくても良い感じになりました。
- タイル貼り
- タイルを貼っていきます。タイルをシートで購入すると30㎝角の紙にタイルが並んだ状態となります。必要なサイズに切り出して貼っていきます。紙に付いた状態で貼るのでタイルの位置調整も簡単です。接着剤はタイル専用のものがありますが、ここでは屋外用の木工用ボンドを使いました。屋外用ボンドは耐水性があるのがポイントです。タイルの高さがバラつかないようにタイルを軽く上から押します。
- ボンドが乾くまでしばらく(1~2時間)放置します。その後、水で濡らしたスポンジを使って表面の紙を濡らします。水で濡らすと紙が剥がれます。タイルの表面に紙についていた糊が残っているので、これを水で濡らしたスポンジを使ってキレイにします。
- 次に目地材を塗ります。目地材に規定量の水を入れて混ぜます。目地材を塗る前に、汚れては困るところにマスキングテープを貼ります。ゴムベラで目地材を取り、タイルの隙間に塗っていきます。隙間が狭いと奥まで目地材が入らないことがあります。塗った直後は分からないのですが、奥まで目地材が入っていないと目地材が乾く際に窪んでくるので注意です。
- 20分ぐらい乾燥させた後、タイルの表面に付いた目地材を水で濡らしたスポンジでキレイにしていきます。スポンジはすぐに汚れるので、水でスポンジを洗い常にキレイな状態にするようにします。そして何度もタイルの表面を拭いてキレイにします。マスキングテープもこのときに外します。
- タイルを貼っていきます。タイルをシートで購入すると30㎝角の紙にタイルが並んだ状態となります。必要なサイズに切り出して貼っていきます。紙に付いた状態で貼るのでタイルの位置調整も簡単です。接着剤はタイル専用のものがありますが、ここでは屋外用の木工用ボンドを使いました。屋外用ボンドは耐水性があるのがポイントです。タイルの高さがバラつかないようにタイルを軽く上から押します。
- 完成!
- 目地材が乾いたら完成です。
- 目地材が乾いたら完成です。
ヒントとコツ
使用した材料や道具の詳細
- モザイクタイル
- 屋外用木工用ボンド
ハードウッドを使っているので、重さが結構重いです。