前回の続きです(ウッドデッキ[材料と工具]、ウッドデッキ[設計図])。いよいよウッドデッキの組み立てになります。組み立ての手順やそのときに気になったポイントを紹介します。ちょっとだけですが安くする技もあります。基本的には一人で作りましたがハードウッドは木材自体が重いですし木材の量が多いので、手伝ってくれる人がいるとかなり楽になります。
作り方
- 土台を作る。
- 柱(4×4サイズ)を立てて、そこに枠材(2×4サイズ)をつけていきます。
- コンクリート土間に水勾配(水が流れるように傾斜がある)があるため、柱を立てると斜めに傾きます。水勾配を考慮して柱を切ると、立てたときにちょうど垂直になります。垂直の確認は水準器を使います。
- 水勾配で下がったところに設置する柱は、下がった分を長さで調整しないと最後に手すりをつけるときに斜めになってしまうので注意が必要です。柱が垂直になるように切断したり、すべての柱の高さが同じになるようにするところが一番気を使いました。
- 柱は完成後素手で触る部分なので、サンダーでやすり掛けをしました。
- 柱に枠材をクランプで固定してビス止めをするのですが、水準器を使って枠材の水平を確認しながら行いました。このとき柱の下にはゴムシートを敷いておくと良いです。後でゴムシートを敷こうとすると木材がつながった状態で持ち上げようとしても重くて大変です。
- 全ての枠材が固定がおわったら、今度は根太(ねだ)と呼ばれる床材を張るための木材をつけていきます。根太が無いと床材がたわむので大事です。根太は柱や束柱(つかばしら)を固定していきます。根太や束柱は最終的には床材で見えなくなるので、木材はB級品やアウトレットのものを使うと材料費が安くすることが出来ます。
- 床板をつける。
- 床板を丸ノコで切ってサンダーでやすり掛けをします。ウッドデッキの上を裸足で歩くことを考えている場合は、木材の表面をやすり掛けしておくと良いです。やすり掛けは床板を設置したときに表になる方だけで良いと思います。
- 床板をひたすらビスで固定します。床材の間隔を5㎜間隔にしますが、余った木材等で5㎜の厚みのものを用意して、床材と床材の間に挟むと簡単に5㎜間隔となります。
- 木材は曲がっていないものを選んで使うと良いです。(少し多めに買っておくことが前提です。)曲がっている木材でもクランプを使ったりして、矯正してからビスで固定します。
- 床板をビス止めする位置を同じにしておくと、完成した時にビスの位置がきれいに並ぶので見た目がきれいになります。
- フェンス、手すりを作る。
- フェンスは板を斜めにクロスさせるデザインにしました。設計図通りに切ってみたのですが、木の反りだったり組み立ての誤差などがあって設置する柱の間にピッタリとはまりませんでした。それなので設置した柱に合わせて、切るサイズを決めました(現物合わせをしました)。
- 手すりは最初は、1×4材で作ったのですが、設置後の見た目がイマイチだったので、2×5材に変更しました。
- 階段を作る。
- 余っている木材を使って作りました。階段の下にはコンクリートが無いので、レンガを敷きました。
- 扉を作る。
- 木材が重いので重量を抑えるために1×2材を使って、扉を作りました。
- 丁番で固定しています。
- 完成!