雨水タンクを自作しました。雨どいから雨水を取り込んでタンクに貯めます。貯めた雨水は手押しポンプで汲んで使います。雨水タンクは大きく、そのままでは見栄えが良くないので土に埋めました。草木の水やりのために作ったのですが、子供たちのおもちゃになっています。
材料
- 手押しポンプ
- タンク(100リットルぐらい?ホームセンターで購入しました。)
- レンガ
- モルタル
- 塩ビ管(エルボ(直角継手)、バルブソケット、給水栓ソケット、その他いろいろ)
- 排水ホース
- 塩ビパイプ用接着剤(タフダイン)
- 1×4材(ハードウッド)
- 2×4材(ハードウッド)
- コーススレッド
道具
- スコップ
- 丸鋸
- インパクトドライバ(もしくはドリルドライバ)
- ホールソー
- ノコギリ
作り方
- タンクを埋める。
- タンクが小さいと雨が少ない時にすぐにタンクの水が空になるので、ある程度大きいほうが良いと思います。ただ、大きいと場所も取るし見栄えも良くないので、地中に埋めることにしました。
- ポンプの設置場所を決めて、その場所から一番近い雨どいの近くにスコップで穴を掘りました。
- 塩ビ管の配管のためにスペースが必要なので、穴の深さはタンクの高さよりも余裕を持った深さとしました。
- タンクの蓋に塩ビ管をつなげる。
- タンクの蓋に2か所、ホールソーで穴を開けます。一つは雨水が入ってくるためのもの、もう一つは手押しポンプにつながります。
- タンクの蓋の穴(2か所)には、蓋の表と裏からバルブソケットと水栓ソケットをつなげます。蓋の中央のソケットにはタンクの雨水をくみ上げるため塩ビ管をつなげます。タンクの雨水が少なくなっても手押しポンプで水が汲みあがるようにするために、塩ビ管の長さは長く(タンクの底近くまで届くように)します。塩ビ管とパーツの接続には塩ビパイプ用接着剤(タフダイン)を使います。
- 上の写真にあるように蓋の中央のソケットにはエルボ(直角継手)、もう一つの穴には排水ホース(洗濯機用)をつなげます。排水ホースは曲げやすいので雨どいから雨水を取り込むのに使用します。
- 手押しポンプをのせる土台を作る。
- 手押しポンプが使いやすい高さになるようにレンガで土台を作ります。レンガで作った花壇の一部を流用しました。
- このときに塩ビ管は写真のように先につなげておきます。エルボ(直角継手)や塩ビ管を使っています。土台が出来上がった後に手押しポンプをつなげるので、塩ビ管は余裕のある長さにしておきます。(設置時に塩ビ管を切って長さ調整します。)
- レンガはモルタルで固定しながら積んでいきます。
- 手押しポンプが使いやすい高さになるようにレンガで土台を作ります。レンガで作った花壇の一部を流用しました。
- 手押しポンプを設置する。
- 手押しポンプをのせる板をレンガの土台のサイズに合わせて作ります。木材は1×4材を並べてコーススレッドで固定します。
- 板の中央に穴を開けて、そこから塩ビ管を出します。
- 手押しポンプに塩ビ管をつなげて、板にねじ止めします。
- 雨どいから雨水を取り込む。
- 塩ビ管のパーツを組み合わせます。異形ソケット(左の写真の上)とチーズ継手(左の写真の下)を塩ビパイプ用接着剤を使って固定します。写真の中央と右側は出来上がったものです。
- 雨どいの一部を切って、設置します。
- 塩ビ管のパーツを組み合わせます。異形ソケット(左の写真の上)とチーズ継手(左の写真の下)を塩ビパイプ用接着剤を使って固定します。写真の中央と右側は出来上がったものです。
- 掘った穴に蓋をする。
- 掘った穴に蓋をするために、木材で枠と蓋となる板を作ります。2×4材を使ってしっかりとした枠にします。常に土に設置しているところなので、ウッドデッキを作成した時のあまりのハードウッド(ウリン)で作りました。
- 蓋となる部分は1×4材(ハードウッド)を同じ長さに丸ノコで切り、それを並べて裏側からコーススレッドで固定します。
- 掘った穴に蓋をするために、木材で枠と蓋となる板を作ります。2×4材を使ってしっかりとした枠にします。常に土に設置しているところなので、ウッドデッキを作成した時のあまりのハードウッド(ウリン)で作りました。
- 完成
ヒントとコツ
タンクを埋めるために地面に穴を掘るのが一番大変でした。
使用した材料や道具の詳細
- 塩ビ用接着剤
- ホールソー
- 排水ホース
庭に手押しポンプがあるとアクセントになってつけてよかったです。手押しポンプを使うときは、ポンプの口から水を入れてパイプ内を水で満たしてあげる必要があります。