お店で見かけた折りたたみチェア(ケンタッキー・スティック・チェア)がどうしても欲しくて自作しました。木材はSPFの2×4材を使ったので、お店で買うよりもかなり安く作ることが出来ました。木材を切って、穴を開けて組み立てるだけなので簡単にできました。(ただ、間違ったところに穴を開けてしまいました...)
材料
- 木材(SPF、2×4材)
- ロープ(太さ:8㎜、ポリエステル)
- 塗料(お好みの色で)
道具
- 丸ノコ(または、ノコギリ)
- ドリルドライバ(インパクトドライバ)
- ドリルビット(φ9㎜)
- サンダー(または、紙やすり)
作り方
- 設計
- 木材は2×4材を縦に3分割して使うことにします。分割する際の切り幅を5㎜とすると、一つあたり約26㎜となるのでこれを使うことにします。(26㎜+5㎜+26㎜+5㎜+26㎜ = 88㎜で、ほぼ89㎜になります。)
- 下の図は必要な木材の一覧になります。上の図の左側に丸で囲った番号があります。この番号が組み立ての時に大事になります。また、図の右側に必要な本数は右側にあります。
- 木材の切断
- 木材の切断をします。木材は2×4材を縦に3分割するのは自分でやるのは難しいのでホームセンターにお願いします。ホームセンターによって対応できない場合や木材の長さに制約あるところがあるので事前に確認すると良いです。
- 3分割した後は設計図で決めた長さと本数になるように、丸ノコ(もしくはノコギリ)で切っていきます。(これは自分でやりました。)
- 穴開け
- ロープを通すための穴を開けます。ドリルドライバやインパクトドライバでやる場合、真っすぐに穴を開けるのが難しいです。コツは一方向からドリルで貫通させるよりも、半分ぐらいの深さまで穴を開けたら、反対方向からも穴を開けると失敗しにくいです。
- やすり掛け
- 木材の角をやすりで丸めます。2×4材を使っているので元々角に丸みをついていますので、同じような感じになるようにすると良いと思います。
- 角だけでなく、木材の表面もやすり掛けをします。肌触りが良くなりますし、塗装する際の下処理にもなります。
- 塗装
- 塗装しなくても問題ないですが、少し着色したくて水性塗料の薄い茶色のもので塗装しました。
- 組み立て
- 組み立てが少し難しいのです。まずはこのページの上の方に必要な木材の一覧の左側に丸で囲った数字があります。その数字の木材を下の図を参考にして並べます。使用するのは①、②、⑤の木材です。並べたら、下の図のように先程開けた穴に2本のロープを通します。もう一つロープを通せそうな穴がありますが、そのままにします。
- 次に、残りの木材を使って下の図を参考に並べます。使用する木材は③、④、⑥です。ここでは木材と木材の隙間は多少あった方が良いです。並べたら、下の図のように穴にロープを1本通します。
- そして、最初に並べた木材(①、②、⑤)の上に次に並べた木材(③、④、⑥)をのせます。下にある木材と上にある木材で穴が開いているところにロープを通します。下の図のように②の木材を少し持ち上げるとやりやすいです。下にある木材と上にある木材を順番にロープを通していきます。
- 最後に木材と木材の隙間が無くなるように寄せてロープの両端に結び目を作ります。ロープが緩んでいる状態で結び目を作ってしまうと、椅子に座ったときに椅子が大きく変形してしまいます。ロープはピンと張った状態で結び目を作って固定します。
- 組み立てが少し難しいのです。まずはこのページの上の方に必要な木材の一覧の左側に丸で囲った数字があります。その数字の木材を下の図を参考にして並べます。使用するのは①、②、⑤の木材です。並べたら、下の図のように先程開けた穴に2本のロープを通します。もう一つロープを通せそうな穴がありますが、そのままにします。
- 完成
- 上の木材は背もたれ、下の木材は座るところなっています。この状態では折りたたまれている状態なので、これを広げると完成です。
ヒントとコツ
お店で見た折りたたみチェアはロープを使って固定されていました。ロープは使っている内に伸びてきて緩んできます。特に綿のロープは伸びやすいように思うので、化学繊維の伸びにくいロープの方が良いと思います。それでも伸びますが、その方が体に馴染むので座りやすいです。
ロープを使わずに金属ワイヤを使っても良いと思います。その場合は、木材に開ける穴の大きさをワイヤの太さに合わすと良いと思います。
ドリルは木工用のドリルを使うとキレイに穴が開きます。鉄工用ドリルでも穴は開きますが、穴の最初と最後(見える部分)は汚くなります。
屋外で使う場合は、屋外用塗料を使ったり、耐久性のあるハードウッドを使うと良いです。今回はSPFで作っていることもあり、屋内で使っています。
使用した材料や道具の詳細
- 水性塗料